投資初心者にも優しい少額投資とは何か。その種類と特徴とは?

老後の資金が心配でお金を貯めたい。そう思って投資で資産を増やそうと思うことありませんか?しかし投資と聞くと怖いイメージが。そこで、家計の余剰金でできる少額投資について調べます。少額投資でコツコツ資産を増やし、将来の安心を手に入れましょう。

1万円以下でできる少額投資の種類と特徴

投資と聞くと、高額投資のイメージで手の届きにくいものと思いがちですが、実は一万円以下で始められる少額投資ができる商品もあります。その種類と特徴とはどのようなことでしょうか。

積立てて増やす積立投信

積立投資とは、積立預金のように投資資金を積み立てて増やしていく投資方法です。積立金額は低いものでは1,000円から開始できるものもあります。例えば6万円投資しようとした場合、一気に60,000円を投資するのではなく、毎月5,000円投資して、1年間かけて60,000円の投資に到達させるという方法です。

少額の資金で始められるため、家計の余剰分や、お小遣いの少ないサラリーマン、専業主婦など、自由になるお金が限られている方でも投資を始めやすいメリットがあります。

プロが運用してくれるETF投資

ETFとは「Exchange Traded Fund」の略で、日本語では取引場で取引できる投資信託のことで「上場投資信託」と呼ばれる投資信託の一種。投資信託が証券会社取引所に上場しているため、どの証券会社でも購入可能でリアルタイムで価格が変動します。

投資信託の場合は購入や売却のタイミングが決まっていますが、ETFは市場が開いている(平日9時~15時)であればいるでも取引ができるので、リアルタイムの市場価格が反映されるので、低リスクで個人でも安心して取引ができます。

1通貨単位で取引ができる積立FX

積立FXとは、積み立てるFX。FXは「Foreign Exchange」から来る造語で外国通貨を売買する「外国為替証拠金取引」のこと。例えば1ドル105円で買ったドルを1ドル110円で売ったとすれば1ドル5円の為替差益が出ます。この差益を目指すことがFXの目標になり、投資金額によっては短期間で大きな利益を得ることも、大損失となってしまう可能性も否定できません。

このFXを積立ながら行うのが積立FX。通貨と月々の支払額、買い付け頻度を事前に指定すると定期的に自動で取引してくれます。1通貨単位で取引ができるので、手軽に始めることができますが、長期保有を前提としているので徐々にスワップポイント(交換ポイント)を稼ぎ、レバレッジ(証拠金倍率)も3倍までとなっているため、リターンが得られにくいというデメリットもあります。

1株100円から取引できるミニ株

株と聞くと多額の資金を投資するイメージになりがちですが、1株100円から取引できる「株式ミニ投資」は通常の取引よりも少ない金額で手軽に始められる画期的なサービス。通称「ミニ株」といわれていますが各証券会社によって名称や手数料が異なります。

通常1口1000株、1口100株など、最低売買株数が決まっていますが、ミニ株は1株だけでも取引ができるのでこれまで手の届かなかった株を買うことができたり、リスクが少ないので取引になれるために利用したり、いろんな銘柄を少しずつ購入して分散投資をすることもできます。

税金がタダになる少額投資非課税制度NISA

NISAとは2014年に始まった「少額投資非課税制度」の名称。年間120万円まで(開始当時は100万円まで)の新規投資分を対象に、株式投資や投資信託から得られた利益が最長5年間非課税になるという制度。

通常の証券口座の取引だと、20万円を超える利益を出した場合には20%の税金がかかりますが、NISAだと5年間非課税に。また、非課税期間が終了後、保有銘柄の120万円分を換金せずに、翌年の新しいNISA口座に移すことも可能です。

しかし、NISAには気を付けるべきデメリットも。例えばNISA間や、NISA以外の口座との損益通算は出来ません。例えば投資信託の通常の口座の場合は50万円の利益が出て、別の投資信託で40万円の損失が出た場合には損益通算で税金は差額の10万円分にしかかからないことになります。

ところがNISAは損益通算ができないため、通常の投資信託の口座で50万円の利益を出し、NISAで40万円の損失を出したとしても、通常口座の利益分50万円に税金がかかってしまうことになり、場合によってはデメリットが大きくなる可能性も覚えておくといいでしょう。

初心者向けの少額投資会社の選び方

初心者に優しい投資会社とは。投資初心者は何に注目して選ぶとよいのでしょうか。

手数料の安さ

手数料はどの少額投資会社も同じというわけではありません。各会社で独自性を出していたり、インターネットの投資会社と店舗型投資会社でも取引手数料にかなりの差がありますが、店舗型は手数料が高い分、取引のコンサルが受けられたりサービス面で差をつけたりしています。

少額投資はリターンが少ないのでコストの安さは重要なこと。自分の投資スタイルと手数料で投資会社を比較して決めるのも一つの手段といえます。因みにNISAは手数料を無料と設定している会社もありますのでチェックしてみるといいでしょう。

自分が取引したい商品があるか

どの投資会社も全て同じ商品を扱っているわけではありません。各会社で取扱商品が異なりますので注意が必要です。自分が取引したい商品を扱っているかどうか、事前にチェックしておきましょう。

例えば投資信託はどの会社も取り扱いがありますが、外国株式、NISA、ミニ株は取り扱いが無い会社もあり、取り扱いにばらつきがあります。「口座を開設したが、取引したい商品が無かった」ということにならないように確認してから口座開設を行いましょう。

情報コンテンツが充実しているか

店舗型投資会社はコンサルサービスが受けられることが多いですが、インターネット型投資会社は担当者に直接相談したり情報を得たりすることは出来ません。

しかし、それを補う株に関するニュースや専属アナリストによるレポートなどが充実しているかどうかは会社選びの大きなポイントといえるでしょう。各会社で口座開設をすると、通常は有料の情報を無料で閲覧可能にしていたり、毎日更新される経済情報があったりコンテンツが充実しているかどうか。投資と情報はセットですのでコンテンツの豊富さも会社選びの重要なポイントです。

少額投資できるおすすめのネット証券会社

少額投資におすすめのネット証券会社とは。その特徴をまとめました。

松井証券株式会社 松井証券

日本で一番最初にネット証券を始めたのが松井証券。創業は対象7年と歴史がありながら、新しいサービスを次々と打ち出し、業界を驚かせるとともに、多くの投資家に愛されている証券会社です。口座開設の仕方や取引に関する問い合わせのサポート面の充実に加え、手数料の安さも人気の一つといえるでしょう。

100円から購入できる

松井証券の積立投資なら、まとまったお金が無くても100円から投資ができるのが魅力の一つ。10万円以下の株取引手数料は売買回数に関係なく無料。松井証券のNISAも手数料が無料です。安くてシンプルなので、投資デビューにも安心な証券会社です。

楽天証券株式会社 楽天証券

楽天証券は言わずと知れた楽天グループのネット証券会社。リーズナブルな手数料とPCもスマホも楽天が誇る「マーケットスピード」「ISPEED」などの使い勝手のよいツールを持ち、平成11年創業から右肩上がりで新規口座を増やしています。

100円から買付けができる

誰でも少ない資金から気軽に投資ができるよう、100円から買付が可能に。業界最低水準の手数料で取引を可能にするため、「超割コース」なら手数料の1%~2%を楽天スーパーポイントバック。少額でお得な「いちにち定額コース」は10万円までは手数料無料となっています。また、楽天ならではの「楽天スーパーポイント」で投資信託を購入することも可能です。

ロボアドバイザーで少額投資できるおすすめアプリ

今話題のロボアドバイザー。証券会社や銀行が注目し、積極的に参入しています。

MONEY DESIGN Co.,LTD. THEO テオ

昨今開発が進んでいるロボアドバイザーの中でも開発が進んでいるといわれている「THEO(テオ)」。投資の経験が無くても、年齢や資産額に応じて適した資産運用方針(ポートフォリオ)を設定。THEOなら海外ETFでグローバル分散投資が可能です。初期費用1万円、手数料は運用資産に対して年率1%となっています。

定額積立で資産運用ができるができる「THEO積立」は最小額10,000円から設定が可能。手続きは全てWebで行うことができます。

エイト証券株式会社 クロエ

エイト証券の「クロエ」。老後の資金やマイホーム購入など目標を設定すれば、目標達成までのポートフォリオを提案してくれます。初期費用1万円で投資をスタートでき、東京証券取引所に上場するETFから多岐にわたる資産、地域セクターへの分散投資を自動的にしてくれます。

手数料は預かり資産の0.88%、売買、リバランス手数料は無料。投資初心者に優しいロボアドバイザーです。

少額投資を始める際の注意点と心がまえ

少額といえど、投資を始めるには不安もあります。注意点と投資をするにあたり、心がまえをしておくべきこととは、どのようなことでしょうか。

投資先や投資時期は分散させる

投資の初心者は特に、1つの商品に集中して投資するのではなく、分散投資を意識するようにしましょう。投資先と、投資時期を分散させることで商品の価格が下落した際のマイナスリスクを軽減することができます。

損失のリスクを避け、資産を守るためには複数の銘柄に投資し、リスクの分散や軽減を図り、安全な資産運用を行いましょう。

家計が優先投資は余剰金で

投資は将来の目的や目標のために始めるもの。優先すべきは家計。投資はその家計のやりくりでできた余剰金で行うことが大切です。いざというときのための貯金を投資に回して一獲千金を狙うのはNG。投資は元本保証はありません。大きなリスクを侵さないのが少額投資の鉄則です。

金銭的にも精神的にも安全な余剰金で投資をすることを心がけましょう。

少額投資は長期的にコツコツと稼ごう

少額投資は将来のための資金を長期的にコツコツ行うのがポイント。早く増やしたい、お金を増やして余裕のある暮らしを夢見てハイリスク・ハイリターンの投資に走るのはNG。値動を気にするあまり精神的にも余裕を失います。

少額投資は一気に資産を増やすものではありません。ローリスク・ローリターンで長期的に長い目で行うように心がけましょう。投資は精神的な余裕が大事です。